オーディオテクニカ SOLID BASSシリーズ Bluetooth兼ワイヤードヘッドホン「ATH-WS990BT」と「ATH-WS660BT」が予想以上に良い!
- 2017/11/10
- ともちん
オーディオテクニカは、極上の重低音再生を信条とするSOLID BASSシリーズ Bluetooth 兼 ワイヤードヘッドホン「ATH-WS990BT」、「ATH-WS660BT」を11月10日に発売。どちらも価格はオープンプライス。「ATH-WS990BT」店頭想定価格は24,880円(税別)。「ATH-WS660BT」店頭想定価格は14,880円(税別)。
下腹に響くキック、脳天に響くスネア、抉るように前面にドライブするベース音、これらSOLID BASSシリーズの真骨頂ともいえる特徴は、今作でさらに磨きがかかっているように思います。今回、2機種のレビュー作成にあたり、別々で作成しようと考えていたのですが、「ATH-WS660BT」も予想以上に良かったため、シリーズでのレビュー作成となりました。「ATH-WS660BT」でハードロックを聴きながら、気が付いたら頭を振っていましたので、ロックに合うのは間違いないです!
まずは2機種のスペックを簡単に比較・紹介。どちらもBluetooth対応コーデックは、Android系で採用が多いQualcomm aptX、iPhoneで採用されているAAC、Bluetoothオーディオ標準のSBCに対応。有線接続の場合は、φ3.5mmのオーディオケーブルでの接続となります。1.2mの標準ケーブルが付属しています。
どちらもドライバーの径は同じですが、カスタマイズが違うのか「ATH-WS990BT」は5〜40,000Hzの再生周波数に対応しており、ハイレゾ対応となります。また、「ATH-WS990BT」はノイズキャンセリング機能も対応しており、「ATH-WS660BT」よりも、クリアで高精細な音質です。
![]() ATH-WS990BT BK 28,380円 (税込) |
![]() ATH-WS660BT BGD 14,520円 (税込) |
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通信方式 | Bluetooth標準規格Ver.4.1準拠 | |
RF出力 | 3.2mW EIRP | |
最大通信距離 | 見通しの良い状態で10m以内 | |
使用周波数帯域 | 2.4GHz帯(2.402〜2.480GHz) | |
変調方式 | FHSS | |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP | |
対応コーデック | Qualcomm® aptX™ audio、AAC、SBC | |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T方式 | |
伝送帯域 | 20〜20,000Hz | |
密閉ダイナミック型 | 密閉ダイナミック型 | |
ドライバー | φ53mm | |
出力音圧レベル | 101dB/mW (有線接続・ノイズキャンセリング使用時:107dB/mW) |
100dB/mW |
再生周波数帯域 | 5〜40,000Hz | 8〜29,000Hz |
インピーダンス | 30Ω (有線接続・ノイズキャンセリング使用時:150Ω) |
型式 |
型式 | エレクトレットコンデンサー型 | |
指向特性 | 感度 | |
感度 | −44dB(1V/Pa,at1kHz) | |
周波数帯域 | 50〜4,000Hz | |
電源 | DC3.7Vリチウムポリマー電池(内蔵式) | |
充電時間 | 約5時間 | |
使用可能時間 | 最大約30時間質 (Bluetooth、ノイズキャンセリング使用時:最大約25時間) 連続待ち受け:最大約1,000時間 |
最大約40時間質 連続待ち受け:最大約1,000時間 |
質量 | 約300g | 約220g |
使用温度範囲 | 5〜40℃ |
実際に使ってみた音質の感想を記載していきます。利用環境はiPhone 7 Plusで、MP3(128kbps)をAACに変換した音源をBluetoothで再生しました。ハイレゾ環境でも試しましたが、それで良いのは当たり前ですので、ここでは記載はしません。また、YouTubeなどで動画を見る場合は、Bluetoothでは多少の遅延があり、口と音声が微妙にずれますので、有線での接続をおすすめします。
【ATH-WS660BTを使ってみた】
アリです。1万円台半ばという販売価格を考えると、本当にアリです。スマホで古いデジタル音源は、低音が聴き取り辛いものが多く、物足りなさがありましたが、このヘッドホンはそれを吹き飛ばしてくれます。音質は荒めですが、バスドラが下腹に響き、ベース音が気持ち良く抜けていきます。中高音が少し弱くも感じますが、それが気にならないくらいに疾走感があり、気持ちいい音質です。HR/HMがハードロック/へヴィメタルの略だとすぐに分かる方には最上級のコスパです!
【ATH-WS990BTを使ってみた】
良いです。低音はBluetoothでの使用で十分に響きます。鳴ります。「ATH-WS990BT」は、中音域〜高音域も良く、音質は精細です。HR/HMやジャズなどのバンド形式の曲だけではなく、ヒップホップやダンス/エレクトリカルなどもはまります。クラシックなどで、低音が弱く感じる音源に関してもおすすめができます。MP3やAAC音源をスマホで良く聴くには本当にアリです。有線でハイレゾ音源を聴く場合には、オーディオテクニカ Sound Realityの原音再生シリーズと比較すると非常に悩みます。ノリと勢いを楽しむならSOLID BASS、楽曲の緻密な音を追っていくならSound Reality。同じ曲でも別の楽しみ方となるため、答えがありません。「ATH-WS990BT」が2万円台半ばという販売価格を考えると、予算があれば使い分けがベストかもしれません。 フィット感は悪くはありません。むしろ良い部類ですが、他の上位モデルと比べると多少ふんわり感が足りない・・・。音質×コストで、異常なほど良いコスパが良いので、製造コストのほぼすべてを音質に回した結果なのかと思いました。
まとめ
重低音の常識を超えろ!極上の重低音再生を!SOLID BASSの売り文句は伊達じゃない!Bluetooth兼ワイヤードヘッドホン「ATH-WS990BT」、「ATH-WS660BT」、全てのロックファンにおすすめをいたします!
製品情報
- SOLID BASS Bluetooth ヘッドホン ブラック ATH-WS990BT BK
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- ワイヤレスでより深く、より鮮明な重低音
- 2レイヤード・イヤパッド(PAT.P)
- ノイズキャンセリング機能
- ヘッドホンを耳から外すことなく周囲の音が確認できるヒアスルー機能
- 約30時間の長時間ワイヤレスリスニングを実現(Bluetoothのみ使用時)
- 耳元で音楽・動画、通話の簡単操作
- 有線接続によりハイレゾ音源に対応
- 持ち運びに便利なスイーベル機構
- 28,380円 (税込)
- SOLID BASS Bluetooth ヘッドホン ブラックゴールド ATH-WS660BT BGD
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- ワイヤレスで圧倒的な重低音
- 2レイヤード・イヤパッド(PAT.P)
- 約40時間の長時間ワイヤレスリスニングを実現
- 耳元で音楽・動画、通話の簡単操作
- コンパクトにまとまる折りたたみ機構
- 電池が切れても有線接続対応
- 14,520円 (税込)